躁うつ病に見られる特徴

悩む中年女性

精神が安定しない気質

世の中には、様々な精神病があります。憂鬱な気分が続くうつ病や、ギャンブル、買い物依存症などもその一種です。その中で、高揚と憂鬱の気分が循環して常に揺れ動き、精神が安定しない状態のことを循環気質と呼びます。別名躁うつ病、双極性障害などと呼ばれることもあります。循環気質の原因は、ストレスや自律神経の乱れ、ホルモンバランスの変化など様々で、誰でもなってしまう可能性があります。中でも、特に肥満体質で、人づきあいが良く親和的、陽気な人ほど陥りやすい傾向にあるというのが、最近の研究により分かってきました。このような病気の経過についてですが、まず高揚状態の時には、多弁になり、考えがほとばしって止まらない奔逸などの傾向が見られ、豪遊したり性欲が強くなったり、気分が大きくなり攻撃的になるといった症状が見られます。そして憂鬱状態になると、一変し何もする気が起きなくなり、ふさぎ込みぼーっとする時間が増えます。高揚状態の期間が長いほど、反動として憂鬱状態の落ち込みが激しくなることが多いです。高揚状態のときは、一見しただけでは異常があるようには見えないことも多く、診断が難しい病気です。また、二つの感情を周期的に繰り返すパターンもあれば、いずれか一方がより多く出現するパターンなどもあり、人によって違います。共通して言えることは、二つの感情の差は非常に激しいということです。そのため、一緒に住んでいる家族は病気に気づきやすいので、おかしいと感じたらセルフチェックや通院をすすめてみると良いでしょう。

病気の予防のためにも、自分が循環気質であるかどうかの判断ポイントを覚えておくと良いでしょう。循環気質であるかどうかについては、そわそわして落ち着かないことが続く、派手な服やメイクを好むようになる、よく食べる、あまり寝ない、などがチェック項目としてあげられます。当てはまる項目が多いようであれば、要注意と言えます。ただし、最終的な判断は必ず専門の医者にしてもらうことが大切です。自分で病気であると決め込んでしまうと、激しいおもい込みによってさらに症状が悪化してしまうこともあるからです。また、軽い循環気質であれば、治療を必要とすることなく自然と治ることもあります。投薬やカウンセリングなどの専門的治療を行うかどうかも医師が判断しますので、自分でチェック項目に多く当てはまると感じたら、すぐに専門病院へ行きましょう。また、中には「自分が病気のわけがない」と病院へ行くのを拒む人もいますが、自分が病気であると自覚することで、楽になることもあります。病気を認めることが治療の第一歩となるのです。そして症状が重い場合、場合によっては休職しなくてはならないこともあります。その場合は、医師の診断書があれば傷病手当金を申請し受給することも可能になります。循環気質は、特別なものではありません。自分の心と体を守るために、必要な手続きはしっかりと取りましょう。他にも様々な精神病がありますが、どれもきちんと対応すれば完治することは可能です。長い治療期間が必要となりますが、根気強く治療を続けていくことが大切と言えます。